キーキーと不快なブレーキ鳴き、あれって異常!?

キーキーと不快なブレーキ鳴き、あれって異常!?
キーキーと不快な音のブレーキ鳴きは、車を所持した事のある方であれば誰もが経験したことがあると思います。
必ずと言っていいほどおこるこの「ブレーキ鳴き」ですが、現在の車のブレーキの性質上、あるていどブレーキ鳴きが発生するのは仕方のない事なのです。

車のブレーキは、ディスクブレーキとドラムブレーキが最も多く使われていますが、これはブレーキパッドやブレーキライニングを車軸に取り付けられているブレーキディスクやブレーキドラムに押し付け、その摩擦抵抗によって制動力を得ています。
この時に、摩擦力は熱や制動力に変換されるのですが、場合によっては音に変る場合があります。
その時に発生するのが「ブレーキ鳴き」なのです。
ですから、ブレーキ鳴きが発生したからと言って、それがすべてブレーキや車の異常とは言えないのです。

特に、朝一番に車を車庫から出した時に、ゆっくりしたスピードでブレーキをかけるとブレーキ鳴きが発生する場合があります。
これは、夜間にブレーキに発生した結露にによる水分や、ブレーキダストによって一時的に発生する物ですから問題はありません。

また、緩い坂道をゆっくり降りた時に発生するブレーキ鳴きも、坂道でタイヤにかかる荷重が変化し、ブレーキパッドやブレーキライニングに当たる力や角度が微妙に変化したために起こるブレーキ鳴きなので心配はいりません。
このようなブレーキ鳴きは、通常走行に戻れば発生しなくなります。

これはヤバイ!ブレーキ鳴き

最も注意していただきたいのは、ブレーキング時に頻繁に発生するブレーキ鳴きです。
ブレーキパッドには、パッドの摩擦面が減って交換時期になると、パッドウェアインジケータという金属部分が露出してきます。
このパッドウェアインジケータが露出してブレーキをかけた時にブレーキディスクに当たるとキーキーと音が出るようになっています。
こうなったら直ちにブレーキパッドを交換してください。

パッドウェアインジケータまた、パッドウェアインジケータがブレーキディスクに接触するようになると、次第にガリガリという音に変っていきます。
このような場合は、ブレーキペダルを通してその感覚が伝わってきますのですぐに分かると思います。
このままの状態でブレーキパッドを交換せずに車を使い続けると、ブレーキキャリパーというパッドをディスクに押し当てるパーツががブレーキディスクを削ってしまい、最悪の場合はブレーキディスクごと交換しなければなりません。
また、制動力も格段に低下します(とくに雨天時)
こうなってしまうと大変危険ですので、すぐにブレーキパッドを交換する事をおすすめします。

私がディーラーに居た頃、特に女性のお客さんに多かったのが、この症状で、パッドウェアインジケータがディスクをかなり削ってしまっているのに、よく分からずに運転し続けていて、結局ディスク交換になってしまったという事が月に1台くらいありました。
パッドウェアインジケータが出ていても、直ちにブレーキが効かなくなる訳ではないので、「こんなものかな?」と思って乗り続けてしまったようです。
一応、車の取扱説明書にも記載されているのですが・・・
また、新車の場合は定期点検などで気づく場合が多いのですが、中古車ですとプレーキパッドがどれくらい減っているかなどという事は分かりません。おおよその走行距離で判断できる事もありますが、以前のオーナーの癖や走り方によって変わってきますので、中古車を購入する際は、納車前にブレーキパッドの状態を点検してもらうように、販売店に頼んでおくのが良いと思います。

どこの中古車販売店でも納車整備手数料を取りますので、これくらいの点検は無料でしてくれるはずです。もし購入時に確認してみて、有料という事でしたら、その販売店で車を購入するのはやめておいた方が賢明だと思います。

市販のブレーキ鳴き止め剤って?

カー用品店などで売られている「ブレーキ鳴き止め剤」ですが、これらの使用はあまりおすすめしません。
これらの溶剤は、簡単に言ってしまえばブレーキの摩擦抵抗を減らしてブレーキ鳴きを押さえるようになっています。
要するに、止まりにくくすることでブレーキ鳴きを鎮めているのです。
ですから、ブレーキ鳴き防止剤を塗布すると、明らかに制動力が低下します。
また、効果の持続時間も短いです。

市販のブレーキ鳴き止め剤を使う前に、「おかしいかな?」と思ったらディーラーや整備工場で点検してもらう事をおすすめします。

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