中古車オークション ウラ話 その1

自動車オークション
私が中古車オークション会社に勤めていたときにこんな事がありました。
ある海外バイヤーが特定の車種の特定の年式のクルマを探しにやって来る・・・
実はこれは後から知ったことなのですが、ある日のオークションで、6代目トヨタハイラックス4WDがある中古車買取業者から大量に出品され、その殆どがとある国のバイヤーによって落札されていったのです。しかも相場価格の約1.5倍~2倍という高価で落札されていました。

6代目ハイラックス関係筋にハナシを聞いたところ、とある共産国の軍用車両としてこの6代目ハイラックスを用意しなければならなくなったそうで、その情報をある大手中古車買取業者が手に入れ、その業者は血眼になって6代目ハイラックスを日本中から買い集めたそうです。

その買取業者は一般の買取査定でもかなり高い査定価格を1発で提示してとにかく速攻で買取り、台数を稼ぐために巷の中古車センターから直に購入してまで6代目ハイラックスを日本中から集めたそうです。

結果、その時のオークションでその中古車買取業者はハイラックスだけで2000万円近い利益を上げました。

なぜその共産国で、既に中古車となっている6代目ハイラックスが軍用車に設定されたのかは不明ですが、同時に併設されていたオートバイのオークションでもとある年式のYAMAHA DT125というオートバイが同じ共産国のバイヤーに高価で落札されていったそうです。

上記はちょっと珍しい例ですが、特定の車種や特定の年式のクルマが、時期によって高価になる事はよくあります。
一番顕著に現れるのが毎年10月頃の寒冷地仕様車の値上がりです。冬になる前の10月、11月は寒冷地仕様、特に4WD車はオークション価格も値上がりします。

そのため、どの中古車買取業者も寒冷地仕様のクルマを探していますし、当然、査定額もグンと上がります。車種によっては30万以上も高くなることも珍しくありません。

また、買い取り業者によっても車種や年式で査定額が大幅に変わってくることがあります。

これは、その買取業者が特定の車種のみオークションを通さずに売れるルートを持っている場合などに起きる現象です。

上記の様な理由から、複数の一括査定(オンライン査定)サイトを利用するのがクルマを最も高く売るコツと言えます。

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