ETC2.0って知ってる?

ETC2.0って知ってる?
ETC、使ってます?

今や日本で走っている自動車の2台に1台以上がETCを搭載しているそうです。
もっと具体的に言いますと、2015年7月で約6790万件のETC搭載車が走っています。

このETC、主に高速道路料金のキャッシュレス徴収に主眼を置いて利用されてきましたが、ETC2.0は、これに情報サービスを付加し、ドライバーを支援する事を目的としたシステムになっています。

もう少し具体的に説明しますと・・・
ETCは、料金所を車が通過する時、料金所付近に設置されたアンテナと、車載機器が瞬時に通信を行い、高速道路料金の決済情報をやり取りします。ETC2.0はこの通信を大容量化し、通信するスポット(ITSスポット)を路線上に複数個所設置して、リアルタイムに情報をやり取りすることができます。

このETC2.0にとってどんな事が可能になるかと言いますと、ETC2.0は、複数設置されたITSスポットを通じ、最大1000キロ分の広域道路交通情報が提供されるようになっています。この広域道路交通情報を利用して、事故や渋滞の箇所を避けるようにドライバーに促したり、迂回ルートを提示して、そのルートを選んだ車両には何らかの割引を適用したり、道路上の安全情報(○キロ先に事故車アリなど)を逐一提供して、音声メッセージで注意を促すなどの仕組みが考えられています。

しかし思わぬライバルが・・・

このETC2.0、すでにサービスは開始されていて、ITSスポットも全国に設置されています。
ITSスポットは2009年秋から整備が始まり、2011年3月までに全国1600ケ所に設置ということでしたが、今現在の設置数も1600か所。増えていないのです。それはなぜか?

ETC2.0と言っても、ほとんどの人がその存在を知らない事からも分かりますが、鳴り物入りで普及を目指したETC2.0が今一つ認知されていないのは、スマートフォンの爆発的な普及があったからです。

スマートフォンのアプリによって、今まではカーナビに頼っていた交通情報の取得や、詳細な地図ナビゲーションも低価格もしくは無料で利用できるようになりました。
それは高機能、高価格路線を踏襲してきたカーナビを一瞬で駆逐してしまうほどのインパクトがあり、特に若いドライバーは、スマートフォンをクレイドルでダッシュボードに設置し、カーナビの代用とする使い方をする人が急激に増えたのです。

ETC2.0を利用できるカーナビは高付加価値、高価格なため、カーナビの需要が低迷するとその影響をETC2.0ももろに受けてしまう格好になってしまいました。

それを裏付ける数字として、2015年10月時点でのETC2.0に対応したカーナビの出荷総数は約100万台。ETCの普及台数は6000万台を超えているので、ITSスポットの設置開始から5年が経った現在の数字としては、少ないと言わざる負えないでしょう。

ETC2.0の未来は!?

現在のETC2.0のメリットとしては、ドライバーに様々な情報を提供できる事のみ。この情報の中には渋滞情報なども含まれますが、前述した迂回路を提示して、そのルートを利用すれば何らかの優遇措置(料金割引など)が適用されたり、料金所の高速通過(現在のETCは20kmと制定されている)や、サービスエリアでの食事予約とそのッシュレス決済など、利用者がダイレクトに利便性を感じられるサービスを導入していかないと、より一層の普及は難しいような気がします。

今後、自動運転技術が進歩していく中で、このようなシステムとの連携があれば、より一層安全、便利になるはずです。少し先の未来を見据えて、頑張って普及させて欲しいですね。

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