知っているとオモシロイ!車の構造 サスペンションその2

知っているとオモシロイ!車の構造 サスペンションその2
前回のトーションビーム式サスペンションに引き続き、今回は「マクファーソンストラット式サスペンション」を紹介いたします。
安くて軽くて性能が良い、三拍子そろった優れものサスペンションです。

ストラットサスペンション

別名マクファーソンストラットとも呼ばれています。マクファーソンと言うのはこのサスペンション形式を考案したアール・マクファーソンさんから付けられた名前です。
このストラット式は、以前紹介した、左右がつながっているトーションビーム式サスペンションと違い、左右が完全に独立しています。
このような左右が独立して動く形式のサスペンションを「独立懸架サスペンション」と言ったりしますが、最近はあまりこのような呼び方は聞きませんね。

ストラット式は構造が簡単で、部品点数も比較的少なくて済み、軽量、それでいて性能も良いという優れたサスペンションです。
そのため、恐らく現在一番多く採用されているサスペンションなのではないでしょうか。
特に乗用車のフロントサスペンションとして数多く採用されています。
マクファーソンストラットサスペンション
図を見ていただければ分かりますが、ロアアームとショックアブソーバー、コイルスプリングの3つの部品で構成されており、タイヤの軸受けとショックアブソーバー(衝撃を吸収する)の上部が直接車体に接続されています。舵を切るときはショックアブソーバー自体がステアリングの役目をこなし、左右に回転します。

メリット

製造コストが安価
部品点数が少ないので、メンテナンスがしやすい
軽量

デメリット

アッパーマウント(ショックアブソーバー上部の接合部)が傷みやすい
コーナリング中はショックアブソーバーの動きが鈍る

マクファーソンストラットサスペンション

本当にデメリットの少ないサスペンション形式だと思います。
「コーナリング中はショックアブソーバーの動きが鈍る」と言う点ですが、マクファーソンストラット式は、ショックアブソーバーがサスペンションを構成する部品の一つとなっているため、コーナリング中に横の力が加わるとショックアブソーバーのピストンの動きが鈍くなりやすいのです。この事から、ストラット式はスポーツ走行に向かないと言う意見もあるようですが、最近の車はもうかなり研究されていて、ストラット式でも十分スポーツ走行が可能です。その証拠に、数多くのスポーツカーにこのマクファーソンストラットが採用されています。
ポルシェやBMW、ロータスなんかもストラット式を採用しています。

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