自動車取得税廃止、やったー!えっ!?

自動車取得税廃止、やったー!えっ!?
「俺んち車買ったんだ!今度ドライブ行くとき乗せてやるよ!」
「うおー!スゲー!乗せて乗せて!」

私が小学生の頃、こんな会話を学校でよくしていました。
日本の高度成長期において、そもそも自動車は贅沢品でした。
普通のサラリーマンのお父さんのいる一般家庭が買うには高すぎたのです。
「家に自家用車がある」というだけで、ちょっとお金持ちの家という感じでした。
ですから、現在の3%の自動車取得税は、いわゆる「贅沢税」という性格が強かったんだと思います。

ですが、近年では自家用車を持っていても「お金持ち」という目では見られません。まぁ、高価な輸入車などは別ですが。
ですから、自動車を所有していてもまったく珍しくなくなり、今や日常生活を営む上での道具の一つとなった自動車には、自動車取得税はもはやそぐわない税金なのです。
もうじき消費税が10%に増税されると思いますが、そのタイミングでこの3%の自動車取得税は廃止されるということが前々から言われていました。

基準に達しているだけじゃダメですか?

でも、この自動車取得税を廃止してしまったら、政府は税収が少なくなってしまいます。
これじゃマズイ!と思った政府は、新しい税金の徴収方法を考えたのです。

それがこの度発表された「燃費課税」

国交省が定めた「平成32年度燃費基準」を基準として、自動車の燃費によって6段階に課税しようというものです。
いや、ほんとにあの手この手で国民から金をむしり取る手段を考えますねぇ・・・
その内容は下の表のようになっています。

普通乗用車は6段階、軽自動車、貨物車は5段階の課税となっていますが、ここでは普通乗用車のみを表にしました

平成32年度燃費基準を基準として、自動車の燃費によって6段階に課税

まだ「案」なので正式決定ではありませんが、どうせすんなりとこの案で通過するんでしょうねぇ・・・

ちょっと思ったんですが、ただ単に燃費基準を満たしているだけじゃ3%課税のままなんですね。

何でですの?

基準を満たせばOKじゃないんだったら、何が基準やねん!
課税0%になるのは、燃費基準よりも25%も良い燃費の車を作らなければなりません。
25%の燃費向上って、普通のガソリン車やディーゼル車だったらほぼ不可能、ハイブリッド車でも厳しいでしょう。
となると、電気自動車や燃料電池車くらいしかこの基準をクリアできないと思います。

でも電気自動車って高いですからね。
税金が安くなったって、そもそも車両価格が高いから意味ないですね。
「未来を見据えた環境保全に対する取り組みの一環」とか何とか言って政府は「建前」を前面に打ち出してこの「燃費課税」の正当性を主張すると思いますが、単なる二重課税ですよね。
消費財だって払わなければならないんだし。

しかも、日本はガソリンにだってかなり高い税金がかかっていますよね。
燃費の悪い車はその高い税金がかかっているガソリンを多く消費するわけだから、もうその時点で高い税金を払っているわけですよね。
もう、消費税、燃費課税、ガソリン税の「三重課税」ですよ!

中古車を購入した場合

この自動車取得税に代わる「燃費課税」は、新車購入時は上の表の通りですが、中古車に関してはどうなるのでしょうか?
現在、中古車の自動車取得税は中古車購入時の自動車取得税計算方法という独自の計算方法によって算出されており、「燃費課税」の元ではどうなるのか、現在時点ではアナウンスされていないようです。

ですが、中古車ですから燃費基準よりも良い燃費の車は殆どないと思いますので、もれなく課税3%となると思います。

確かに税収が減るのは問題だと思いますが、環境云々とか建前を言うのなら、「燃費基準+25%」などというムチャクチャなものにせずに、自動車メーカーや消費者の意見を踏まえた上で新しい税制にしてほしいと思います。

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