空気抵抗って大切なのですか?

車の空気抵抗ってなんぞや?
空気抵抗、気にした事あります?

私は無いです!

っつーか、空気抵抗って何ぞや?

中学校の体育の授業でマラソンやりませんでした?
私の行っていた中学校は海沿いにあって、いつも浜風が吹いていたんですが、その浜風が向かい風になったときに走るとそりゃもう疲れて疲れて・・・これが空気抵抗ですね。

ちなみに空気抵抗は速度の2乗に比例して増えていくそうです。
ってちょっと分かりにくいですが、要するに速度が2倍になれば空気抵抗は4倍になると言う事ですね。

で、この空気抵抗、車の世界では昔から重要視されていましたが、最近は今までに増して注目されてきました。
「この車は空力が良い」とか「エアロダイナミクスに優れた車」とか、さらには「Cd値」と言う聞き慣れない言葉も良く聞くようになりました。

以前は「空力が良い」=スタイルの良いカッコイイクルマ という側面がクローズアップされて、特にスポーツカーのカタログなどにはCd値が大きく載せられていましたが、最近はエコカーの燃費効率を示す数値の1つとして「Cd値が低い」=燃費が良いクルマ という様に考えられるようになってきたようです。

Cd値って何だ!?

Cd値とは「コエフィシエント・オブ・ドラッグ」という舌を噛みそうな英語の略で、空気抵抗係数の事です。車のボディーにどれくらいスムーズに空気が流れていくかを示しており、それを数値化したのがCd値です。

一般的に、Cd値が良いとされているスポーツカーのCd値が約0.25、セダンであれば0.3くらいが良いとされています。
ちなみに空気抵抗の善し悪しが燃費に直結する旅客機などは徹底的に空気抵抗を考えられて造られており、Cd値は0.1くらいだそうです。

しかし、Cd値が良いだけじゃ意味が無いんです。Cd値と言うのはどれくらい滑らかに空気がボディーを流れていくかを表している係数で、実際の空気抵抗の大きさを表しているものでは無いのです。ここが肝心で、空気抵抗とはCd値に「前面投影面積」という数値を掛け合わせて算出され、この前面投影面積とは、走って居る際にどれくらいの面積が空気の抵抗を受けているかという数値。先ほどのマラソンで例えると、身長150cm、体重40kgのひょろひょろ中学生と、身長170cm、体重100kgの巨漢中学生では、同じ向かい風の中を走ると巨漢中学生の方が風の抵抗を受ける面積が大きいため、ひょろひょろ中学生よりも疲れると言う事ですね。

このCd値と前面投影面積に関して、興味深い話があるのですが、空力に優れた車と言えばレースカー、それも最高峰のF1と来ればさぞかしCd値も良い事だろうと思いますが、F1のCd値は0.5くらい。これってトラックなんかと同じくらいのCd値です。なぜそんなにCd値が悪いのかと言うと、あの太くて大きなタイヤがむき出しになっていて、空気を激しく乱しているからです。しかし極端に小さな前面投影面積と低い車高のおかげでトータルな空気抵抗は低くなっています。

空力が良いクルマは燃費も良い?

よくトラックのルーフに取り付けられている三角型状のエアロパーツ、あれって付いていると付けないとでは何と5%~8%も燃費が向上するらしいです。
トラックのエアロパーツ
が、普通の乗用車でここまで効果のあるエアロパーツが存在するかと言えば、それはまず無いでしょう。
純正仕様のエアロパーツであれば空力効果があるものもありますが、どちらかと言えばファッション性に優れていると言った方がしっくり来ると思います。

たとえば、F1やGTカーの様にクルマの下部を前面覆ってしまって、ボディ下に流れる空気を滑らかに後部へ排出するようにしても、JC08モ-ド燃費は0.1%も向上しないと言う話もあります。たったそれだけ?と思いますが、最近の自動車の技術はそのような僅かな差のせめぎ合い。このような微々たる成果を積み重ねて成り立っているのです。0.1%でも、それが10項目あれば1%の改善になります。

しかし、このCd値はあまりにも声高に叫ばれすぎている感もあります。恐らくメーカーサイドとしては、Cd値が良いクルマ=燃費が良いクルマ という図式を成り立たせる方が差別化を計りやすいと言った都合の良さもあるのかもしれません。
実際にはCd値よりも前面投影面積の方が空気抵抗に関わるファクターとしては重要ですし、空力に優れているからと言っても、燃費に関わってくる数値はほんの数%です。それならタイヤの空気圧を適正値にして走ったり、燃費を心がけて運転した方がはるかに効果があります。

ちなみにCd値の良いクルマを下記に挙げてみました。

メーカー 車種名
ホンダ インサイト 0.25
アウディ A2 0.25
トヨタ プリウス 0.25
オペル カリブラ 0.26
レクサス LS430(最終型セルシオ 0.26
日産 GT-R 0.27
トヨタ カムリ・ハイブリッド 0.27
ベンツ Cクラス(前型) 0.27
日産スカイライン(インフィニティG35) 0.27
ホンダ シビック ハイブリッド 0.27
トヨタ カムリ(レクサスES) 0.28
サーブ 9-3 0.28
ポルシェ 997 0.28
レクサス IS 0.28
トヨタ プリウス(前型) 0.29
ポルシェ ボクスター 0.29
プジョー 407 0.29
プジョー 308 0.29
ベンツ Cクラスクーペ 0.29
ベンツ SL 0.29

ポルシェボクスターって意外とCd値悪いんですね。滑らかな曲線を多用したボディーデザインなのに・・・
でもトータルで空力を良くしているのでしょう。

ホンダのインサイトなんて懐かしいですね。
ちなみにこの初代インサイト、中古車もまだ結構タマ数が多いようですが、発売開始年の1999年型だとやっぱりかなり不安です。もう17年も前のクルマですから。
ホンダインサイト
もし狙うのであれば最終型の2006年型(平成18年)が良いでしょう。
独特のリヤフォルムと後輪がカバーされたデザインは、パッと見「輸入車か?」と見間違えます。シトロエンみたいですね。

シンプルなクルマなので、日常の足代わりにちょうど良く、1000ccの排気量は軽自動車よりもパワフルで燃費も良いです。
中古車価格はこの年式ですと50万円~80万円といったところでしょうか?以外と高いですね。
また、中古車査定をした場合の買取金額は、2006年式、走行5万キロ以上の無事故車で30万円~50万円といったところです。

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