知っておくと安心。車台番号と職権打刻

車台番号と職権打刻
日本国内の公道で走っている車、すなわち、登録されている車にはすべて「車台番号(しゃたいばんごう)」という番号があります。逆に言えば、車台番号が無い車は日本国内の公道を走る事ができません。

この車台番号は唯一無二のユニークな番号で、同じ番号は存在しません。
要するに、自動車のマイナンバーみたいなものです。

似た言葉で「車両番号」というものがありますが、これはナンバープレートの番号の事。
たった一文字違いで紛らわしいですね。

車台番号は、メーカーで生産する時に、車体の一部に打刻されます。事故などでボディーが損傷を受けても判別できるように、頑丈な車のフレームに打刻されている事が多いです。

しかし、どの車も同じ場所に打刻されている訳ではなく、車種によって打刻されている場所はまちまちです。
特に、輸入車は「えっ?こんなトコロにあるの?」と思わず叫んじゃうほど変な場所に車台番号があったりします。
たとえば、プジョー206はトランクルームに車台番号が打刻してあり、フォルクスワーゲンビートルは、リアシート下のマットを捲ったところに車台番号を打刻したプレートが貼ってあります。

職権打刻された車台番号この車台番号、通常は10桁くらいのアルファベットと数字で構成されていますが、たまに漢字が入ったものを見かける場合があります。

国 [01] 368717・・・
東 [41]1354384・・・

こんな感じです。

これはいわゆる「職権打刻」された車台番号です。

職権打刻っていったい何だ?

Wikipediaから引用してみると・・・

職権打刻
組立車や試作車、型式不明として登録される輸入車など、ごく少数のみが販売される自動車(オートバイも含む)は運輸支局等で職権により車台番号の打刻を受ける。また、盗難などで車台番号の打刻部分に改竄や切削を受けた場合や、事故などでフレーム交換を行った場合の再打刻にも職権打刻が行われるが、フレーム交換許可申請書で申請し、元の車台番号を運輸支局等で塗抹し、フレーム交換許可書の交付を受けたうえでフレームの交換、職権打刻という流れでおこなう。現在は、あらかじめレーザーにより打刻が施された金属プレートを貼付する方式が採られているが、平成21年6月30日以前は刻印ポンチを用いて手作業で刻み込む方法がとられていた(現在もプレートが貼り付ける場所がないようなものには打刻ポンチを用いて打刻を行っている。

引用: Wikipedia 職権打刻

職権打刻された車両で一番多いと思われるのが、並行輸入などで日本国内へ持ち込まれた外車です。
正規ディーラーでの輸入車は、車台番号が刻印されていますが、個人輸入などで持ち込まれた外車(中古車も含む)は、日本の車台番号が打刻されていません。

その為、このような車両は、各都道府県にある陸運局へ車両を持ち込み、車台番号を打刻してもらう必要があります。ここで車台番号を打刻してもらうことを「職権打刻」といいます。

中古車購入の場合、車台番号の確認を忘れずに!

盗難された車の場合、その車の素性を隠すために車台番号を削られてしまうことがあります。
このような場合、その車を行動で走れるようにするためには、もう一度車台番号を打刻しなければなりません。この場合にも職権打刻が行われます。

また、大改造や事故などでフレームなどにダメージが起きたり、エンジンなどを載せ換えた場合にも職権打刻によって車台番号の打刻が行われます。

もし、職権打刻をした車を売ろうとしている場合、残念ながらその買取価格は、相場よりもかなり安いものになります。
職権打刻が行われているということは、盗難にあったり、事故を起こしている車だと疑われるからです。
また、そのような車は中古車として買い取っても、なかなか売れないのです。

ですから、悪質な中古車屋は、職権打刻した車という事を隠して販売する業者も居ます。
一般的にはあまり知られていないのをいいことに、職権打刻された車だということを買い手に通知しないで売る業者が後を絶たないのです。

もしそんな車を買ってしまったら、売却時に大損してしまいます。
いくら高値が期待できるネットの一括中古車査定を利用しても、職権打刻された車はかなり安い査定額になってしまいます。

しかし、中古車を海外輸出するのがメインの業者なら、いくぶん高く買い取ってくれるかもしれません。
海外へ輸出してしまうわけですから、日本国内で必要な車台番号など無くても良いからです。

何はともあれ、中古車を購入する時は、職権打刻のことも頭の片隅に覚えておいてくださいね。

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