査定の前に知っておきたい「査定基準係数」

中古車査定の前に知っておきたい査定基準係数
査定士が車の査定をする場合、適当に採点しているわけではありません。
たとえば、車体価格が100万円の軽自動車と、車体価格が800万円の高価な塗装が施されている高級車があったとします。ボディの同じ箇所に同じようなキズが付いていた場合、修理に掛かる費用は大幅に違うはずです。

高級車に使われている塗装やパーツの方が軽自動車のモノよりも高価であるのが普通ですから、同じダメージがあっても査定額に違いを付けなければなりません。

そのような車種による査定額の違いを出来るだけ補正するために、日本自動車査定協会(JAAI)によって車種ごとに基準となる値が決められています。
いわば偏差値のようなものですね。

そしてそれを「査定基準係数」と呼んでいます。

「査定基準係数」は特C~軽までの8段階に分けられており、それぞれに以下のような係数が与えられています。

査定基準係数(国産車)

クラス 特C 特B 特A I II III IV
クラス係数 2.2 1.8 1.5 1.4 1.2 1.0 0.8 0.7

上記表の中のⅢ(1.0)が基準となっており、実際の査定で加点や減点された点数にその車のクラスに該当する係数を掛けて査定点数を導きます。

たとえば、査定での点数が300点で、査定された中古車のクラスが「軽」だった場合、300×0.7=56となります。

また、査定での点数が300点で、査定された中古車のクラスが「特C」だった場合、80×2.2=176となります。

基本的には1点=1,000円と計算しますので、上記の「軽」の場合は210,000円、「特C」の場合は660,000円となります。

しかし、このクラス係数は基本的に1979年からあまり変わっていません。(何回か修正が加えられています)
その為、実際の査定現場では、現在の中古車マーケットの状況や流行など、実際の市場価格を鑑みて査定が行われます。

ちなみにこのクラスと係数は、国産車と輸入車で異なるクラス分け、係数が使用されています。
国産車が8クラスなのに対して輸入車は7クラス(輸入車は軽自動車が無いため)、また、係数は7.0~1.0となっています。

査定基準係数(輸入車)

クラス I II III IV V VI
クラス係数 7.0 3.6 3.0 2.4 1.7 1.3 1.0

下記ページに、メーカーごとの車種別査定基準クラス一覧を作成いたしました。

実際に中古車査定に出す前にご自分の車がどのクラスなのか調べておき、査定の時に査定士に減点や加点の内容をクラス係数に当てはめて確認すれば、どのような理由でそのような査定金額になったのか理解できると思いますし、査定士にも「この人は色々知っているな!」と思わせることが出来ます。

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