呆れた・・・を通り越して悲しくなったハナシ

日産デイズの走行距離の多い中古車や事故車は無いか?
私のディーラー勤務時代の友人で、現在は町の個人経営の自動車整備工場で働いている友人から聞いた話です。

自動車関連業界は3月が最も忙しく、4月に入るとパタッと暇になる事が多いのですが、今年は先週あたりから「とある問い合わせ」の電話がジャンジャンかかって来るというのです。
その問い合わせ内容が・・・

「日産デイズの走行距離の多い事故車や中古車は無いか?」
「デイズの走行メーターの距離を変更できないか?」
「三菱車のメーター距離を変更するキット売ってないか?」
「デイズの走行距離を60万キロに変えてくれないか?」

もうお気づきの事だと思いますが、例の三菱自動車の燃費不正事件の件です。

不正対象車両のオーナーに対して、三菱自動車が何らかの補償をする可能性が高いわけですが、今現在ではその補償がどのような内容になるかは一切告知されていません。
ですが、恐らく車の走行距離に応じた補償、偽って出されていた燃費数値と本来の燃費の差を、ガソリン代に換算してその差額を返金するのでは?と思われているようです。

走行距離は走行メーターを確認するのが一番手っ取り早いですから、その走行距離メーターを改ざんして本来よりも多い数値にしておけば、走行距離が多いほど多額のお金をゲットできると見込んで、友人の自動車修理工場に電話を掛けてくる人が多く居るらしいのです。

この話を聞いたとき、呆れるを通り越して悲しくなってしまいました。

確かに不正をした三菱自動車が悪いのですが、それを利用してこんな不正を行おうとする人が居るなんて・・・
その’自動車修理工場がある町は大して大きな町でも無く、むしろかなり人口が少ない場所なのですが、そんなところでさえもここ何日間で数十件の電話がかかってきたと言うのです。

ですから、もっと人口の多い町の自動車修理工場だったら、引っ切り無しにこの件の問い合わせが来ているのではないかと思います。

まだ補償内容などまったく発表されていませんし、単純に走行メーターの数値のみで判断するような事にはならないと思います。

現在はメーターの数値を簡単に書き換えることができるキットもインターネットで手に入りますし(噂によるとそのキット自体もここ最近はかなり高価な値段になっているそうです)それくらいは三菱自動車も分かっているでしょう。

走行距離を元に補償額を決めるのであれば、整備記録簿に記載された走行距離や、ECUの動作時間とかで判断されるのでは無いでしょうか?

いずれにせよ、メーター距離を改ざんしても、そのような輩が多数出てくるのは分かっているはずですから、そんなに簡単な方法で補償が受けられる様には思えません。

さきほど「デイズの走行距離を50万キロに変えてくれないか?」と言う問い合わせがあったと書きましたが、日産デイズの発売開始は2013年6月。発売と同時に買ったとして今現在約2年。60万キロを2年で走るには、毎日約822km走らなければなりません。
東京から広島までがおよそ800kmですので、毎日休み無く東京~広島くらいの距離を走ることになります。
そして60万キロと言えば地球15周分。

ホントに呆れます。

もしそのようなことを実際に行ったのがバレれば確実に起訴されますし、作業を行った工場も指定工場・認可工場の取り消しになることは間違いありません。
メーター改ざん
お近くの自動車整備工場で、敷地内や工場内に今回の不正対象車両がやたら多く入庫している工場やを見かけたら、その整備工場で整備を依頼するのは絶対に止めましょう。(友人の話では、既にそのような自動車整備工場があるらしいです)

本当に呆れます。
悲しくなっちゃいます。
そんな火事場泥棒のようなことをして平気なんでしょうか?

世の中、世知辛いですね・・・

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です