ランフラットタイヤってそんなに良いんか?

ランフラットタイヤって良いの?
最近よく耳にすることが多い「ランフラットタイヤ」
そもそも「ランフラットタイヤ」って何だ?と言う事で、実際にランフラットタイヤ装着車に乗っている人が会社におりましたので、たばこ休憩時に喫煙室で話をうかがってみました。

ランフラットタイヤって何だ?

ランフラットタイヤは、パンクしても(空気圧が無くなっても走る事の出来るタイヤです。とは言っても未来永劫ずーっと走れるワケでは無くて、空気圧が無くなってからも一般的には時速80km~100kmで100kmほど走行できるように造られています。100kmも走れればどこかの修理工場にたどり着けるでしょ?ってコトですね。
その仕組みですが、サイドウォール(タイヤ側面)が補強されており、空気が抜けてもタイヤがたわまないようになっているため、パンクしても走行可能なんですね。

ランフラットタイヤの仕組み

でもですね、パンクしてもそのまま走れるって事は、そもそもパンクしたかどうか分からないんじゃないの?って思いません?
パンクしてから80km走れます!って言っても、いつパンクしたか分からなければ、そのまま200kmも300kmも走っちゃうのでは!?それって危ないですよね?
と言う事で、ランフラットタイヤを装着する車には「プレッシャーモニタリングシステム」という、タイヤの空気圧を常時監視するシステムが組み込まれていて、このシステムとセットで使用するんですね。

ランフラットタイヤにすると何が良いのか?

パンク直後にスペアタイヤ交換作業をしなくても良い

パンクしたときにちょうど良くタイヤ交換できる場所があれば良いですが、脇を車がビュンビュン走るバイパスとかでパンクして、路肩に停めてタイヤ交換なんて怖いですね。
ランフラットタイヤだったら修理工場まで自走できるので、危険な場所でのタイヤ交換というリスクがありません。

スペアタイヤが要らない

タイヤ交換しなくても良いわけですから、スペアタイヤを積む必要がありません。そのため、スペアタイヤを積むスペースを考える必要が無くなり、省スペース化できる
また、スペアタイヤを製造しなくても良いため、資源の節約になる。

これ以外にも、ダンロップのウェブサイトを見ると「スペアタイヤを積まないので軽量化でき、燃費性能が向上する」とありますが、これってちょっと変だな?と。
だって、ランフラットタイヤって補強ゴムが入っている分、通常のラジアルタイヤより重いんですよね。その重さとスペアタイヤの重さを比べたら、五分五分、もしくは、軽いテンパータイヤだったらランフラットタイヤの方が重くなるような気がします。しかもプレッシャーモニタリングシステムも付けなきゃならないから、ランフラットタイヤの方が重いと思うんですけど・・・

ランフラットタイヤのここがダメ

良いことばかりの様な気がするランフラットタイヤですが、デメリットももちろんあります。

価格が高い

通常のタイヤと比べて高いです。メーカーやサイズなどによって値段は様々ですが、1本につき数万円高かったりします。

乗り心地がちょっと悪い

サイドウォールに補強ゴムが入っているため、タイヤ自体のクッション性能が悪くなって、若干乗り心地が悪くなります。ですが、最近はサスペンションなどのセッティングによりかなり改善されたようです。

バネ下加重が増える

タイヤ自体が重いため、バネ下加重(サスペンションより下の部品の重さ)が増えて、操縦性が悪くなると言われています。でもこれはそんなに顕著に感じるモノでは無いようです。重量をそぎ落としたレーシングマシンとかなら別ですが、私たちが日常的に使う一般車では、あまり気にしなくてもいいと思います。

プレッシャーモニタリングシステムが必要

タイヤ圧を監視するシステムが車に装備されていないとランフラットタイヤは使えません。また、プレッシャーモニタリングシステムが装備されると車体本体価格が高くなります。

実際に使っている人に聞いてみました

ウチの会社でランフラットタイヤ装着車に乗っている人がいました。その人の愛車はBMW。BMWは全車標準でランフラットタイヤなんですね。で、その人に、喫煙室でたばこ吸いながら話を聞いてみました。

まず乗り心地ですが、一番最初に乗ったときは「ちょっとゴツゴツしていてロードノイズも大きいかな?」と思ったそうなんですが、慣れてしまった今となっては全然気にならなくなってしまったとのこと。ちなみにまだパンクした経験は無いので、パンク時にどんな感じになるのかは分からないそうです。
ランフラットタイヤだからここが違う!という明確な違いは、通常使用している分には全然気がつかない、と言うか、気にもしていないそうです。

そしてやはり気になるのはその価格。半年前にタイヤ交換したとのことですが、4本すべて交換した場合、ラジアルとランフラットでは4万円くらいの差があるそうです(タイヤのサイズやメーカーによっても異なります)その時はランフラットタイヤを入れたそうですが、次回は普通のラジアルを入れるかもしれないと言ってました。パンクなんて滅多にしないし、普通のラジアルタイヤでパンク修理キットを積んでおいた方が安上がりだし・・・。でも最近はランフラットタイヤの値段も下がってきていて、モデルによってはラジアルより安いものもあるそうです。
ちなみに、昔のBMWはランフラットタイヤ専用ホイールだったため、ホイールごと換えないとラジアルタイヤを装着できませんでしたが、現在はそのままラジアルタイヤも装着できるそうです。

私が思うには・・・

私が思うに、例えば大雨や大雪の状態で高速道路でパンク!という場合に、ランフラットタイヤはすごく重宝すると思います。絶対に「ランフラットタイヤで良かった~!」と思うでしょうね。それがとても大事な用で目的地に向かっている時だったら・・・そう考えると、ランフラットタイヤの重要性も分かる気がします。
また、たまにパンク修理中に他車に追突されて亡くなったというニュースを見ることもあります。

まだまだ一般大衆車には装備されていないランフラットタイヤですが、オプションでも選べるようになると良いと思いますね。特にタイヤ交換の苦手な女性や年配のドライバーにとってはありがたい装備だと思うのですが。

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