最近よく聞く、ダウンサイジングターボって何ぞや?

ダウンサイジングターボ
「ターボ車」と聞くと何を思い浮かべますか?

燃費が悪い
低速でターボが効かない
ターボが効くまでタイムラグがある
排気ガスが汚い
壊れやすい
運転終了後にしばらくアイドリングさせなければならない
ドッカンパワー

などなど・・・

私も若い頃、ターボ車に乗っていたことがあります。
あの頃はターボチャージャーがとても流行っていて、自動車メーカーは数多くのターボ車をラインナップしていました。
サイドラインやリアエンブレムの横などに、誇らしく「TURBO」なんてデカデカと描いてあったりして、今思うと恥ずかしいですね。
しかもメーカー純正品です。
スカイラインRSターボ

そんなターボ車ですが、やっぱり燃費が悪く、2000ccの車でもリッター8kmとかは当たり前。
でもあのターボが効いた時のギィーンという音と加速はとても気持ちの良いものでした。

ここでターボチャージャーの仕組みを簡単にご説明しますと・・・

エンジンは、ガソリンと空気の混合気をシリンダー内で爆発させ、その爆発力でピストンを動かし、クランクによって円運動に変換しています。
このとき、爆発した後の排気ガスをエンジンの外に排出し、エキゾーストを通ってマフラーから車外に排出されるのですが、エンジンから排気ガスが出るときの圧力は相当な勢いがあるのです。
この排気ガスの排圧を利用するのがターボチャージャー。
まず、マフラーの途中に羽根車(タービン)を取り付けて、排気ガスの排圧でタービンを回転させます。このタービンにはシャフトを介してもうひとつの羽根車がついています。これがコンプレッサーで、このコンプレッサーを使って空気を取り込み、その空気を強制的にエンジンへ送ります。強制的に送られた空気は圧縮され、酸素密度が高くなります。するとエンジン内部での燃焼エネルギーが高くなり、高出力を得られるのです。

ターボの特性上、低速(エンジンが低回転)の場合は、タービンをしっかり回せるほどの排圧が得られず、ター過給が行われないため、レスポンスが悪くなります。
また、エンジン回転数が上昇すればするほどタービンの回転数が増え、必然的にエンジン内部へ送り込まれる吸気量が増えていき、増えた吸気量に対して燃料も増量するので燃費が悪くなります。また、その際の排気ガスはかなり環境に悪く、排ガス規制に追従できなくなり、ターボ車は次第に姿を消していきました。

ですが!
ここ最近、ダウンサイジングターボというものが一躍脚光を浴びてきました。

昔はより高出力を求めてターボを装着していましたが、ダウンサイジングターボは、「小さな排気量で1ランク上のエンジン出力」という概念で生まれたのです。
いままでは「2000ccのエンジンにターボを装着して3000cc並みの出力を」という考えだったものを、1000ccのエンジンで1500cc並の出力を得る」という、車各に対して小さなエンジンでも丁度良い出力を得る事ができるようにするという考えです。

このダウンサイジングターボは、高出力を求めているわけではありませんので、低回転でもタービンが回るように、小さなタービンが取り付けられています。小さなタービンは弱い排圧でもしっかりと回転して過給するように出来ていますから、低速状態からすぐに過給が始まり、力強い出力を感じられます。ですが、小さなタービンは、すぐに限界回転数に達してしまうため、昔の高出力ターボ車のような高回転域での「ターボ感」はありません。

また、自動車メーカーの技術革新により、現在の厳しい排ガス規制に適合しています。そして運転終了時のアイドリングも必要なくなりました。
そして、小さな排気量で済むため、税金面で有利ですし、燃費の面でもお得です。

私の様なおじさんは、ターボと聞くと、「燃費が・・・」「低速がダルダルで・・・」といったネガティブな印象が強いのですが、最近のダウンサイジンングターボは、一昔前のターボとはまったく違います。
たとえば、最近のターボ付ききの軽自動車を運転してみると、ダウンサイジングターボの良さがよくわかります。

中古車でも手ごろな値段でダウンサイジングターボ車が売られています。
昨年くらいまでは、このダウンサイジングターボ付きの中古車はあまり値段が下がらなかったのですが、ここ最近は中古車での価格もかなり安くなってきました。

ハイブリッド車は高くて手が出ないし・・・という方には、ダウンサイジングターボ車を検討してみてはいかがでしょうか?

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