ショックアブソーバーは消耗品です。

ショックアブソーバーは消耗品です。
タイヤ、オイル、ブレーキパッド、etc・・・ 自動車の消耗品は数多くありますが、ショックアブソーバーも立派な消耗部品です。
消耗部品とは、一定期間使用すると、劣化や摩耗などが起こり、その部品本来の機能を果たせなくなるために交換しなければならない部品のことを言います。
ショックアブソーバーも消耗部品ですから、一定期間が過ぎると交換しなければなりません。

ショックアブソーバーってそもそも何じゃい?

ショックアブソーバーは車のサスペンションのパーツです。通常は一輪に一本付いていますので、乗用車には四本のショックアブソーバーが付いています。
タイヤを装着したままでは見えにくいですが、タイヤハウスの隙間から覗いてみるとショックアブソーバーが見えると思います。
この写真のコイツです。でかいスプリングの中に入っている棒状のパーツがショックアブソーバーです。
ショックアブソーバーってそもそも何だ?
さて、そのショックアブソーバーの働きですが、自動車は「タイヤ<サスペンション<ボディー」の順で地面と接しています。要するに、自動車のボディーはタイヤとサスペンションの上に乗っかっているような構造になっています。もし地面がでこぼこしていても、タイヤとサスペンションが動いて道路のでこぼこによる衝撃を吸収し、ボディーへ衝撃を伝えないようにしています。
ですから、もしもサスペンションが無かったら、路面のちょっとした凹凸でもボディーに衝撃が伝わってしまい、とんでもなく乗り心地の悪い車になってしまいます。というか、まともに走れないかもしれません。
ですから、車には必ずサスペンションが必要なのです。

タイヤが道路の凹凸にぶつかると、サスペンションが上下します。サスペンションにはスプリング(ばね)がついていて、このスプリングが衝撃を吸収します。しかし、たとえばスプリングだけで衝撃を吸収すると、スプリングがビヨンビヨンと揺れ続けてなかなか止まってくれません。こんな車に乗っていると確実に気持ち悪くなります。車酔い必至!

じゃあどうすればいいのかと言いますと、スプリングの動きを抑えてやればいいんですね。そのスプリングの動きを制御するのがショックアブソーバーの役割です。
スプリングが伸びたときは伸びすぎないように、縮んだときは縮みすぎないようにし、極端な動きをしないようにしているわけです。

ショックアブソーバーがダメになると?

ショックアブソーバーは伸縮する構造になっていて、その中にはオイルが入っています。そのオイルの抵抗によって、一気に伸びたり縮んだりしないようになっているのですが、いきなり大きな衝撃、たとえば速い速度でタイヤが何かに乗り上げたりすると、ショックアブソーバーに過度な負荷がかかります。すると内部の部品が壊れたり、オイルが漏れてしまうことがあります。また、長年使用していると、内部の部品が劣化し、本来の動きをしなくなったりします。

ショックアブソーバーが壊れたとき、よく「ショックが抜ける」と言ったりしますが、この「抜ける」状態になるとサスペンションスプリングの動きを抑制すると言う、ショックアブソーバー本来の働きが無くなるわけですから、路面からの衝撃があるとスプリングは、びよんびよん揺れ続けます。そうなると乗り心地がグニャグニャして落ち着かない感じになります。また、サスペンションのストロークも長くなりますので、カーブを曲がる時に車体がものすごく傾いたりします。完璧にショックアブソーバーが抜けてしまった車で急カーブを曲がると、速度によっては横転したりします。

ですが!いきなりショックアブソーバーが壊れた場合ならすぐに気がつきますが、だんだん劣化すると案外気づかないのです。
他人の車を運転したときに「あれ?この車、やけに運転しやすいし乗り心地がいいなあ」と思ったら要注意!
特に5万キロ以上走った車で、まだ一度もショックアブソーバーを交換していない場合は結構ヤバイですよ!

どれくらいの期間で交換したらいいのじゃ?

ショックアブソーバーの交換時期をネットで調べると、様々な情報があってどれが正しいのか分からなくなってしまいます。
運転の仕方や運転頻度、走る路面の状況などによっても周されるため、一概に「ショックアブソーバーは○○年で交換!」とは言いにくいのですが、早い場合は3年目くらいで交換が必要になってくることもありますが、時間よりも走行距離を目安にした方が良さそうです。

私が以前勤めていたディーラーのメカニックさんが言うには、どんな車でも5万キロを超えるとショックアブソーバーの劣化が(へたり)が出てくると言っていました。
路面状況の悪い場所を頻繁に走る車であれば、3万キロでもへたりが出てくるそうです。

私の兄が駐在しているタイのバンコクは路面のアスファルトの質や敷設方法が悪く、なおかつスピード抑制のためのバンプがいたる場所にあるため、車のショックアブソーバーは普通に走っていても3年くらいで交換になってしまうのだそうです。
ですが、まともに交換する人はあまり居ないそうで、特に古いタクシーはショックが抜けてブヨブヨの乗り心地の車が多いそうです。私が前回兄の所へ遊びに行った際は、そのようなタクシーには幸いにも当たらなかったのですが、次回の訪タイの際は是非とも「バンコク名物ショック抜けタクシー」に乗ってみたいです(笑)

でも、お高いんでしょ?

さて、気になるショックアブソーバーの交換料金です。
実は私の車も1年半ほど前にショックアブソーバーを交換しています。
その時は5万5千キロで交換したのですが、ディーラーでの交換はしませんでした。
なぜかと言いますと、大抵の場合、ショックアブソーバーの交換ですとディーラーは自社工場で行わず、外部の提携している工場に出してしまいます。
その提携工場が皆さんもよく知っている「コックピット」だったり「オートバックス」だったりするんです。

だったら最初からそっちの店に行った方が得じゃん!

その通りです!

ですから私は、いちばん近くにあるコックピットとオートバックスの2店で見積もりしてもらい、安い見積もりだったコックピットでショックアブソーバーを交換しました。

その時は確か4本すべて交換して8万5千円ほどだったと記憶しています。

また、ショックアブソーバーを交換したときは、アライメント調整を必ず行ってもらってください。

お店によっては「ショックアブソーバー交換の時はアライメント調整は必要ありません」と言う所もあるようですが、そんなことはありません。
ショックアブソーバー交換時には、アライメント調整は必須です。

私は純正品のショックアブソーバーを取り付けましたが、車種によって変わってきますし、サスペンションの構造によっても工賃が変わってくると思います。

また、ショックアブソーバー自体も、性能の良い社外品などもあります。値段もピンキリなので、お店の人に相談すると良いでしょう。

通常の乗り方だったら純正品でまったく問題ないと思いますが、ビックリするのは、ショックアブソーバーを交換したときの乗り心地。
もうまったく別の車みたいな感じです!と言うのはちょっと大げさですが(笑)、結構「おおっ!」と思う感覚ですよ!

中古車査定に出す車の場合

もし中古車査定に出そうとしている車のショックがそろそろ限界だったり、もう既に抜けてブヨブヨだったりした場合、交換してからの方が買取金額は高くなるのでしょうか?

結論から言うと、「大して変わらない」です。

たとえば私の車の場合、ショックアブソーバーの交換金額が8万5千円でしたが、同じ車でショックアブソーバーを交換した物と指定ないもの、2台を比べても買取査定額に8万5千円の差が出るとは思えません。

なぜかというと、中古車買取業者は独自で修理工場と提携していますので、一般よりかなり安い金額で修理をすることが可能です。ですから、ショックアブソーバーに関わらず、傷やヘコミなども場合も、査定に出す前に修理しても修理金額より高い買取査定額が出ることはありません。
まぁ、実際に修理前と修理後の2台の車を用意することは不可能なので何とも言えないのですが・・・

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