ガソリンの量と自動車の走行性能

ガソリン
「燃料タンクを満タンにすると、重くなって燃費が悪くなる」などの理由で、常に半分くらいしか給油しない人が居ます。
それって本当にメリットがあるのでしょうか?デメリットはないのでしょうか?

確かにガソリンが満タンの状態では車両重量が重くなっていますから、それだけエンジンに負担がかかり、加速性能や燃費に悪い影響が出るということが考えられます。
悪い影響と言うと、車が壊れてしまうような印象がありますが、消してその様な意味では無く、加速が鈍くなったり、燃費が若干悪くなると言うことです。

たとえば、短い距離の自動車レースなどでは、基本的に必要以上のガソリンは入れませんし、小型タンク(安全タンク)を使用することもあります。
ただし、これはあくまでもレースを前提とした話で、一般道を走る自動車ではこのような使い方はかなり難しいですよね。
行った先々で必ずガソリンスタンドがあるとは限りませんし、常にガソリンスタンドを探しながら運転するのは厄介です。
しかも「あと○○キロでガソリンが無くなるから早くスタンド探さなきゃ!」なんて焦りながら運転するのって、精神衛生上とてもよろしくないと思います。
車に良いか悪いかと言うよりも、ドライバーが大変です!

ガソリンが常に空っぽの状態ではデメリットも

燃料系の構造について考えてみると、常にガソリンが空に近い状態では、燃料ポンプに負担が掛かってしまい、その寿命を早く終わらせる原因となる可能性があります。
意外と知られていないのですが、ガソリンは燃料ポンプに使用されるモーターの冷却に使用されていたり、ガソリンの油分が潤滑に用いられているからです。
また、燃料タンクが空に近いままで長い間自動車を動かさかったり、常態的に燃料タンクを満タンにしないで走行していると、スチール製の燃料タンクの場合にはサビが発生する原因にもなります。
※最近の車は、燃料タンクが樹脂製になっているので、サビの心配はありません。

やっぱりガソリン満タンが安心

ガソリンは、急速な燃焼を起こす液体です。自動車に長い間乗らないときには、「爆発する危険性があるからタンク内のガソリン量は少ないほうがいい、あるいは無いほうが良いんじゃないの?」と考える人もいるようですが、満タンの状態でクルマのガソリンタンクが爆発することはまずありません。
ガソリンは引火性が強く、火気があればいきなり爆発するようなイメージがありますが、液体のままでは、燃え上がってもエンジン内部のような爆発して燃焼を起こすことはないのです。
なぜなら、液体のままのガソリンはタンクの中では酸素不足の状態にあり、理論空燃比に対してガソリンの量が多すぎるからです。
ですから、その様な面においては、燃料タンク内のガソリンが少量であるほうが、どちらかと言えば危険だということはいえるでしょう。
まぁ、何らかの原因でタンクに着火した場合には、爆発が起きる可能性がないとは言えませんが、ガレージに長年置いてあった車のタンク内のガソリンが自然着火して大爆発!なんてハナシは私は聞いたことがありません。

それよりもいちばん重要なのは、燃料は満タンに近い状態で走っているほうが、ガス欠の心配がなくて安心だという精神衛生的な部分でしょうね。

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