すごかったなぁ、今年のルマン

ルマン24時間レース
18日の夜、BSでルマン24時間レースを見ながら、気分良く、本当に気分良く、イカ刺しをつつきながらビールを飲んでたんですよ。

24時間終了まであと10分。

2位のポルシェがピットインして給油とタイヤ交換をしましたが、1位を快走するTOYOTA に追いつくことはもはや不可能!
このまま中島貴一の運転するTS050が当然トップでチェッカーを受けると思ってたのですが・・・

テレビの画面を見ていて何となく「TOYOTAの5号車遅いなあ」と思っていると突然、無線の音声から「ノーパワー!」と叫ぶ中島選手の声。

そしてコース上にTS050は停止。

「え~っ!?」と叫んでビールの入ったグラスを落としそうになってしまいました。

そのままポルシェが1位でチェッカー。

TS050の6号車は2位に入りましたが・・・

もう本当にビックリです!

思わず99年のTST020の時のタイヤバーストが思い浮かびました。

あの時もゴール直前でタイヤがバーストして2位になったんですね。

でも今回はあの99年よりも強烈な大どんでん返しが待っていました。

今年のTS050は目立ったトラブルも無く、完成度の高い車だったと思いますが、それでもこんな悲劇が起きてしまうんですね。

23時間57分走り続けた車が最後の3分で走らなくなるなんて誰が想像したでしょうか?

私はF1よりも所謂「ハコ車」の方が好きで、その最高峰とも言えるルマン24時間レースは子供の頃から毎年テレビで観ていました。
昔はテレビ朝日が毎年中継していたんです。
1991年のマツダ787Bの優勝、1998年のニッサンR390での日本人初表彰台、1999年のTS020のタイヤバーストや宙を舞ったメルセデスCLK、OHVエンジンフロントドライブのパノスGT・・・色々な場面を思い出しますが、今回のTS050の残り3分の出来事ほど印象的な場面はありません。
今回の出来事は、数あるルマンの歴史の中でも永く語られるエピソードになると思います。

印象的だったのは、優勝したポルシェチームやアウディのドライバー、関係者がTOYOTAを褒め称えるコメントを残していることです。
「本来、この1位の表彰台に立つべきは、TOYOTAのドライバーだ」とポルシェのドライバーがコメントしていました。
すばらしいですね。

穿った見方をすれば、ある意味TOYOTAは、金額に換算するとすれば、ものすごい額の広告費用に匹敵する宣伝効果があったと思います。
ツイッターのトレンドワードで、「TOYOTA」が世界で3位になったそうですから。
この出来事がTOYOTA車の売れ行きにどれだけ景況するかどうか分かりませんが、ニュースなどを観ていると好意的、同情的なコメントが多いようですので、ネガティブな方向には向かないでしょう。

今回のルマンはこのTOYOTAの件以外にも、多くの見所がありました。
TOYOTAとポルシェの30秒差の接戦。
久々のフォードVSフェラーリの対決で大接戦。勝利したのはフォードでした。
(フォードGT、ホントにカッコイイ車ですね!)
また、今年が最後のエンジンサプライヤーとなるニッサンのエンジンを積んだ車がLMP2クラス優勝などなど・・・
近年まれに見る面白いレースだったと思います。
フォードGT
豊田社長は「また、一年後、生まれ変わった我々を、再び全力で受け止めていただければと思います。皆さま、“負け嫌い”のトヨタを待っていてください。よろしくお願いいたします」と言っていますから、来年も今年に負けないくらい良い車を造ってルマンに戻ってくるでしょう。

来年が楽しみだ!

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