なぜに常時ハイビームなの?

なんで常時ハイビームなの?
最近、やたらに「ハイビームを使いましょう」って言ってるじゃないですか、警察が。
加えて、トヨタも「マチホタル」とか言い出してハイビームの常時使用を薦めてます
でも常時ハイビームって、すごく違和感を感じませんか?

「対向車とすれ違うときはロービームに」とか言ってますが、ちょっと空いてる幹線道路を走る時なんて、数秒ごとにハイビームとロービームの切り替えをしなきゃならなくなりますよ。この切り替えに気を取られて事故ったりとか・・・つーか、何でこんな事言い出したのか?

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それ、いつのデータですか?

警視庁のデータによると「夜間に歩行者が道路横断中に車にはねられて死亡した事故625件(昨年1年間、全国)のうち、96%の車のライトがロービームだった」そうです。
だからハイビームで走れと。

いや、どこから突っ込んで良いのか戸惑うほど???ですね。
いや、だってほとんどのドライバーは通常はロービームで走ってますよね?「私は常時ハイビームで走ってます!」なんて人を私は知りません。
事故を起こしたときはほとんどのドライバーがロービームで走っていたのだと思います。そりゃ96%になるわな。
これ、発表したときに「コレって絶対突っ込まれるな!?」って思わなかったのでしょうか?

この考え方がOKならば、「事故を起こした車は96%が右ハンドル車だ。だから右ハンドル車は危ない!」って言ってるようなもんじゃないですか。

本来なら「ロービームにしていた事が視認性の低下を招き、そのために起こったと予想される事故」または「ハイビームにしていたら防げたであろう事故」というデータにしなければ意味が無いのでは?(これも予測データになっちゃいますが)

それ、いつの法律ですか?

実際の道路交通法では「日没から日の出までの夜間、公道を走る場合は、他車とのすれ違い時や他車の後方を走行する場合以外はハイビームにしなければならばい」という決まりがあります。ちなみに違反すると5万円以下の罰金。
「え、マジ?そんこと初めて聞いたよ!」って思う方も多いかと思います。私もそう思いました。
だってそんなコト実行してるドライバーなんて見たことありません。聞いたこともありません。
要するに、道路交通法では、「基本はハイビーム、対向車や他車の後ろを走る場合はロービーム」ってのが基本なんですね。

でもですね、これが取り決められたのってもうかなり前だと思うのです。
現在のように車が溢れているような状況では無く、車の台数が少ないから対向車も少なくて、街頭や電工標識なんかの設置や整備も進んでおらず、しかも自動車のヘッドライト自体の性能も現在と比べてかなり低かったと思います。そんな時代に決められた法律だと思うのです。

でもですね、今や対向車の居ない道路なんて、山奥の過疎地の道路くらいのもんですし、自動車のヘッドライトの性能なんかかなり向上しましたよね。HIDやLEDのヘッドライトでハイビームの直撃なんか喰らったら、しばらくは視界ゼロになっちゃいます。

こんな状況でほとんどの車が常時ハイビームにしたら、歩行者や自転車に乗っている人と絶対トラブルになります

歩行者として道を歩いているとき、前方からハイビームの車がやってくるとかなり不快じゃないですか?
また、車を運転していて、対向車のハイビームで目が眩んだことってありませんか?その瞬間に歩行者が飛びだしてきたら、まず認識できませんよね。

運転している車に自動ブレーキが搭載されていたとしても、対向車のハイビームにより、自動ブレーキのカメラが正常に作動しないために自動ブレーキを掛けることが出来ません。

自動車メーカーの新技術

トヨタとマツダからアダプティブヘッドライトというヘッドライトが製品化されています。

これは、通常はハイビームにしておき、対向車や前に居る車を感知すると、光軸をずらしてハイビームを逸らすと言うヘッドライト。
ドライバーはいちいちハイローの切り替えをしなくても良いと言うことですが、歩行者や自転車などは対象外。
ヘタしたら眩しさに怒った歩行者に石とか投げられるかもしれません。いや、マジで。
世の中には色々な人がいますから。

ロービームの性能向上を

この「常時ハイビーム」ってのは絶対にやめた方が良いと思います。
それよりも、「ロービームでの視認性を如何に良くするか?」を追求して、ロービームでの性能の良いヘッドライトを作る方が現実的じゃないでしょうか?
常時ハイビームとか、絶対に変だよ!

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